サロン・ド・アルファード クリエイティブディレクター 満田紘出子

いつでも持前の行動力とバイタリティでみんなをひっぱっていってくれる満田 絋出子(おくさん)のインタビューです。 サロン・ド・アルファードの元気印、みんなには「おくさん」と呼ばれています。(その理由は後ほど)

仕事観 ■ たくさんの出会いと絆がある。そんな日常が大好きです

「ファッションの事を考えるのはとても楽しいです。でも、それも全てはサロン・ド・アルファードでお買い物をしてくれるお客様、そして、一緒に働いてくれる仲間たち、支えてくれる方たちがいればこそ。そんな人たちと接する瞬間が、私には何物にも代えがたい宝物です。」 バッグ1つをとってみても、完成するまでにはたくさんの「人」に助けられ、そうして作り上げた作品がたどり着く先もまた「人」。たくさんのデザインを考え出す中で、その実感が日に日に強くなると言います。 現在は経営、デザインの仕事をしながらも、販売の最前線にも立っています、その1つが実店舗におけるファーのリフォームのご相談です。 拝見するファーアイテムはお客様が大切にお使いになり、たくさんの思い出が宿る、まさに「世界でただ一つ」。 だからこそ失敗は許されませんが、そんな中でも、どこか余裕を感じさせるのがおくさんの真骨頂。その背景にあるのは、デザイン、パターン、縫製の全てをこなすことで築き上げてきた 50年以上の経験です。 「難しいことは抜きにして、お客様とお話しするのが楽しいです。」 ファッションのプロフェッショナルとしての一面と共に、ときおりほころぶ笑顔にはおくさんの「らしさ」がたくさん詰まっています。

キャリア ■ ごくあたり前に進んでいったファッションの世界

育ちは茨城県。実家はファーを取り扱う仕事をしていました。兄はファーの編み込み技術で特許を取得する程の凄腕の職人さん。そんな環境が手伝ってファッションに興味を持つようになり、「手に職を付けたほうが良い」という両親の助言もあって、服飾関係の学科がある大学に進学。卒業後、より深く学びたいという思いから更に専門学校にて勉強。 「私だって学生のときは、ちゃんと勉強してたんだから(笑)」 冗談交じりにそう話していたおくさん。現在、サロン・ド・アルファードのファーのリフォーム事業の拡張のため、その知識と技術、今までの経験を基に後継者の育成にも積極的に取り組んでいます。 家族 プライベート ■ 4人の子供のお母さん。長男が社長です! 4児の母でもあります。平日は仕事なので、週末は家事やガーデニングを楽しんでいます。 実は長男がサロン・ド・アルファードの現在の代表取締役社長 満田浩樹です。(会社の仲間からは、しゃちょーと呼ばれています) ここで既にお察しの方もいらっしゃるかと思いますが、しゃちょーも仕事の最中には、「お母さん」、「おふくろ」とは呼ばずに、「おくさん」と呼んでいます。(笑)それに倣って、みんなからも「おくさん」と呼ばれるように。もちろん社長のおくさんでは無く、お母さんの事なので、新しくサロン・ド・アルファードに加わる仲間は、「あれ?」と首をかしげることもあります。 そしてそして、しゃちょーにも本当の(?)おくさんが!こちらは次号のインタビューに登場するしゃちょーにくわ しく聞いてみましょう。

趣味 ■ 温泉とおいしい食べ物には目がありません(笑)

気心知れた仲間と旅行に行って、あったかい温泉にゆっくり浸かって、おいしいご当地グルメに舌鼓を打つのがおくさんの趣味。青森にいる高校時代のバスケ部の友達と遊びに行く!ともなれば深夜に出発して、朝に現地で合流することも。仕事と主婦業をしっかりこなしながら、忙しい合間を縫って遊ぶことも忘れていません。 「青森の仙人風呂は、またぜひ行きたいです!」 夏場のバーベキューも、もちろん先頭を切って大活躍!食材の買い出しも調理もまだまだ現役です。

まとめ ■ これからも笑顔で、元気に恩返し今日に至るまで、たくさんの苦労と努力を続けてきたサロン・ド・アルファードの創業者の1人でもあります。

「楽しいとき、辛いとき、どんなときも笑顔を忘れないようにしたいですね。」真面目な話をするときも、芯を一本通しつつ、それでいて堅苦しく無く、親しみがある、そんな人柄がみんなに好かれる所以なのだと思います。 現在、埼玉県吉川市の本社ショールームのパワーアップに邁進中。今日もたくさんのアイデアを出し続け、ときおり趣味の旅行に羽を伸ばしたり。家族を大切にし、人生を豊かに生きる大切さを体現するおくさんは私たちのお手本みたいな存在でもあります。 私たちのお昼の休憩時間に、ささっと旅行のお土産を置いていってくれます。言葉には出さないけれど、その仕草に「自分だけ楽しんできちゃってゴメンね!」というのがわかって微笑ましかったりもします。 おくさんのお土産いつもおいしいです。また買ってきてくださいね。