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記事: ピアノとX JAPANそしてクラシック音楽

ピアノとX JAPANそしてクラシック音楽

ピアノとX JAPANそしてクラシック音楽

こんにちは、社長の満田です。 私のピアノの始まりは、幼稚園のピアノで「ドレミの歌」を私がやたら上手に弾いていたのを見ていた家族が、私に音楽の才能があると勘違いしたことがきっかけです(笑) その後、3歳離れた姉と一緒にピアノ教室に通うことになりました。 私の祖父(満田工業の創業者です!)は趣味でヴァイオリンを演奏していたこともあり、自宅でも叱られたり、泣きながらピアノの稽古をやっていたことを覚えています。 今からすれば偏見なのですが、小学生になると、「男なのにピアノ教室」みたいな、通うこと自体を恥ずかしく感じてしまい、あまり熱心には練習しませんでした。中学に上がる頃には、塾通いや部活に追われる毎日で、一度ピアノからは遠ざかることになります。

転機は高校時代

X JAPANのYOSHIKIさんに憧れ、彼のようなかっこいい演奏をしてみたい!という一心で、ピアノ教室通いを再開。今までが嘘のように、意欲を取り戻し、そのまま大学4年間を含めた合計7年間ほど、無我夢中で練習に取り組みました。 クラシック音楽の魅力にとりつかれたのも、この頃からです。特にベートーベンやショパンの曲が大好きなのですが、大学生の頃にはちょっとしたピアノの発表会で披露することができました。 ところが、大学院、社会人と環境が変わるにつれて、ピアノを弾きたいのに、なかなか練習する時間が確保できず、腕が少しずつ衰えていまい・・・そんな中、大学時代の友人の強引な薦めにより、私の結婚式の二次会でピアノを弾くことに。当日まで必死に練習するものの、本番ではお酒に酔いすぎて演奏ができず、笑いを取ってしまうという失態を演じてしまいました(泣) そこで再チャレンジするべく、昨年11月に開催した満田工業50周年記念パーティーでは、稚拙ながらも、ショパンのノクターンOP.9-2とワルツOP.64-2を演奏いたしました!その動画をお客様が撮ってくださったので、よろしければサロアル 公式のYOUTUBEチャンネルにてご覧いただけたらと思います。(オフィシャル サイトのフッター(一番下)の「Youtube」のリンクをクリック)

X JAPANの「ギャップ」に感銘を受ける

心に何か訴えかけるものがあり、それを卓越したクリエイションによって、メタファー(隠喩)を通じて表現するのが芸術世界の素晴らしさだと思います。だからこそ、その作品や作家は、人々に今までにない「新しい感動」を呼び起こし、愛されていくのだと考えています。 例えば、何故、私がX JAPANを愛するかと言えば、彼らは圧倒的なヴィジュアルを持つ反面、繊細かつ壮大で美しい楽曲を、余裕を感じさせながら演奏をしてしまう、その「ギャップ」に、強烈なかっこよさを感じるからです。 そこには並外れた練習と鍛錬がきっとあるはずで、本当にすごいなあと尊敬するわけです。才能が問われる厳しい世界に身を置いているのに、乗り越えて、多くのファンを魅了して、最高のステージを表現することは簡単にできません。 少しピアノのテクニカルな話になりますが、ロック系の楽曲では音の重厚感を引き出すために半音下げることがあります。その影響でシャープやフラットが続出する音階になり、ピアノの場合、とても弾きにくくなることがあるのですが、X JAPANの曲の多くが同様であり、YOSHIKIさんはそのとても弾きづらい音階を涼しい顔をして、あっさりと弾いてしまう。ピアノをやっている人間からしたら、とても難しい曲だとわかるので、本当にすごいなあ~と思います。 そういった困難さを感じさせず、いつも隙のないヴィジュアルで、さらりと演奏してしまう彼らのプロ意識の高さと美学に強い感銘を受けます。ヴィジュアルだけで もダメですし、演奏が上手なだけでもダメ。あのヴィジュアルで、演奏も楽曲もエクセレントだからこそ、人々に、「X JAPANにしか巻き起こせない新しい感動」を与えるのだと。

サロアルもクラシック音楽のように

今や日本を代表し、世界に認められるアーティストになったX JAPANですが、これからも時代を超えて愛されていくと思っています。ジャンルは異なりますが、私の大好きなベートーベンやショパンといえば、すでに数百年の時を超え、誰でもその名を知り、いつの時代の音楽においても深く影響を与えています。 サロン・ド・アルファードも、そんな風になれたらと思うのです。 引き続き、その私の考えや想いをサロアル オフィシャルサイトのニューズレターのページに書かせていただきましたので、こちらも併せてお読みいただければ幸いです。 このように振り返ってみると、幼稚園の頃にピアノと出会わなければ、今の自分はなかったと改めて実感すると同時に、家族にも感謝です。これからも音楽の力に敬意を払いつつ、その感性を生かし、サロン・ド・アルファードのクリエイションをパワーアップさせていこうと思います。

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