2018年 5月 11日
ファーの老舗工房が教える ファーのお手入れ方法
ファーリフォーム部門を担当している、満田 鉱出子です。
今回はサロアルの起源でもある「ファー(毛皮)」のお手入れに関する「いろは」や、ファーのリフォーム・リメイクに関して、ご紹介させていただきます。
そんなファーの日頃のお手入れとして、私共がお客様にまずオススメしていることは、ファーの汚れが気になったときに、ぬるま湯に濡らして堅くしぼったタオルなどで軽く拭いてあげるといった心掛けです。
ファーは高価なものであるとともに、
「おばあさまやおかあさまの世代から大切に受け継いでいて、思い入れがある」
「高級なものと分かっているけどうまく使えない、でも捨てるのはもったいない・・・」などと、
様々なお悩みをお持ちの方が多くいらっしゃるようです。
実は、ファーはリフォームやリメイクなどで新しい形に生まれ変わらせて活用できる、大変利用価値の高い素材なのです。
クローゼットに眠ったままのファーがありましたら、ぜひ、リフォームやリメイクにチャレンジしてみることをオススメいたします。
長年ご使用され愛着があるものが違うテイストのものに生まれ変わり、さらに活躍の場が広がることに、これまでにもお客様から多くのお喜びの声をいただいております。
「ファーのリメイク」は、1点のコートから、マフラー、ミニバッグ、ファーカフスなど、何点かの小物へリメイクすることができます。
「使いづらくなったもの」を世代を超えて活用することは、「エコ」であるだけでなく、親しい方々と「シェア」できるのもリメイクの醍醐味です。
ご家族さまやご友人へのプレゼントとしてご活用いただくことも多いです。
「ファーのリフォーム」では、若いころには似合っていたものでも、今着てみるとデザインが古く感じるコートを、今風のデザインにリフォーム(肩パッドをはずしたり)されたり、年齢とともにファーを羽織ったときに重く感じるようになったコートを、ベストに仕立て直したりするなど、ご自分のお気に入りのファーをご自身のために依頼される方も多いです。
しかしながら、コート一枚分を一回のご依頼で色々な小物にリメイクすると、
お値段が気になるかもしれません。
そこでまずは、ファーバッグだけ作ってみる、ファーマフラーだけ作ってみるなど、一点だけチャレンジしてみて、残布を丁寧に保管しておくのもおすすめです。
小物へのリメイクなら、きっとチャレンジしやすいと思います。
そして、少しずつコレクションのように揃えていくのも楽しみが増えることでしょう。
サロン・ド・アルファード恵比寿三越店では、ファーのリメイク・リフォームのお見本品をご用意しており、いつでもご覧いただけます。
また不定期ではありますが、ファーのリメイク・リフォームご相談会(無料)も開催。
ファーに関するお悩みなど、お気軽にご相談くださいませ。
ファーのお手入れ方法

これだけは覚えておいていただきたい!
冬のコーディネートを華やかに見せてくれるファーアイテム。 ファーはファッションとしてだけでなく、保温性に優れた防寒具として大変優秀な素材です。 ただ、天然素材なだけに、保管や手入れなどが難しいとお悩みの方も多いのではないでしょうか?おすすめなお手入れ方法とは?

保管方法としては?
春夏を迎え、次の冬までの保管方法としては、直射日光による日焼けや湿度(お肌にも調度いい、50%前後が理想)に気を付けて保管していただくこと、定期的にクローゼットから出して陰干ししていただくことをオススメしております。梅雨の時期の保管は、
特に、梅雨の時期は湿度が高いので、防虫・防湿・防カビのカバーや、ハンガーに吊るすタイプの防虫剤を一緒に掛けたりすることもオススメです。 きちんと保管し、丁寧に扱ったファーはいつまでも美しい色と毛並みでご活用いただけます。「かたち」を変えて、世代を超えて楽しむ方が急上昇

ファーは、大変利用価値の高い素材

その実績は年間200件以上のご依頼をいただくほど。
サロアルでは、キャリア何十年という経験のあるパタンナーが直接お客様のご要望をお伺いし、それをもとに熟練のファー職人が丁寧に仕立てます。
ファーリメイクとは?!

「エコ」であるとともに「家族愛」をも育む!

お母さまとお嬢様、ご姉妹、さらにはお孫様へと喜びの輪が広がります。


リフォームは、ご自身のために依頼される方も多いです。

お値段が気になる方は、一部リメイクもオススメ

ファーに関するお悩みなど、お気軽にご相談くださいませ。
